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2008年4月16日 (水)

海賊船の船長

 海賊船にも船長はいるが、絶対的な権力を持っていたわけではなかった。そりゃそうだよね。海軍や私掠船と同じじゃあ、海賊になる意味がない。もちろん一番いい部屋に陣どり、一番いい食器で食事をし、分け前も多かったが、それは乗組員達が認めた船長だからであって、一旦求心力を失えばリコールもあり、下手をすれば無人島に置き去り(!)なんてのもあり、である。船長が命令権を発揮するのは戦闘、獲物の追跡、敵との遭遇等の言わば戦術関係と捕虜の処遇に限られていたんだって。

 つぎに偉い(笑)のが操舵長。もちろん舵を取るのだが、その他に食料や戦利品の分配、苦情処理を引き受けた。実際の権限は船長より上だったりして(笑)。
 後は乗組員を取り纏める甲板長と一般船員が最小限の役職区分で、その他特別な技能のある者(例えば医者とか楽士とか砲術に長けているとか)はそれなりの処遇を受けた。
 甲板長は古参の乗組員が選ばれたんだろうけど、古参っていくつぐらいを想像する? 映画なんかでは老海賊が出てくるけど、実際にはいなかったらしい。まず、戦闘、事故、病気(とくに壊血病)、遭難が日常なので、高齢まで生き残るのが至難の技。たとえ生きのびたとしてもハードな海賊稼業は高齢ではこなせなかった。というわけで、海賊の平均年齢は25才ぐらい。30を過ぎたら立派な中年だったんだって(笑)。

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