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2008年3月30日 (日)

海賊志願

16世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパはよるとさわると(笑)戦争をしていた。内戦もあれば国際間の戦争もあるが、国同士の戦いについて言えば、海軍力の勝負だった。
というわけで各国は国の威信をかけて海軍力の充実に努めた……のだが、その水夫の調達方法たるや募集の名を借りた拉致、あるいは甘言で釣る詐欺である。いずれにしても船に連れ込まれたらアウト! 戦争が終わるまで降りることはできない。
狭く不衛生な環境、粗末な食事、重労働、病気や怪我の危険(障害が残っても、もちろん補償はない)。加えて上官命令には絶対服従等の規則があり、なかなかにサディスティックな上官も多かったようでまさにこの世の地獄だったらしい。
そして、運よく終戦まで生き残った者を待っているのはお払い箱→失業。仕事などほとんどなかった。怒りと恨みを胸に抱いてカリブ海へ向かい、海賊になった者が出てきたのは、まー必然だね。

船は海軍だけでなく、戦争になると活発に活動する私掠船や一般商船があったが、これらの船の乗り心地はひとえに船長次第だった。船長が良ければ待遇も良く、規則も緩やかだが、暴君に当たったら悲惨である。そして、人格が破綻しているような船長って、どうもあまり珍しくなかったようなのだ。私掠船や一般商船の船乗りで船長に恨みを持って海賊に転身した者も多い。一番ポピュラーなのは海賊に襲われたのをきっかけに仲間になるパターン。

こんなわけでカリブの海賊たちは海軍や船長を目の敵にしており、彼らに襲われた船の船長はまず助からなかった。

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