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2007年12月18日 (火)

暗唱可能(笑)

 せっかくランボーの名前が出てきたので、この機会にお気に入りをご紹介(笑)。
『地獄の一季節』におさめられた「錯乱II」の中で本人が自分の『後期韻文詩集』から引用した「飢え」という詩。試訳ですので、間違いもあるかも。興味のある方は書店へどうぞ(笑)。

飢え

俺様に好みなんてものがあるとすれば
土と岩ぐらいのもんだ
俺様は毎日昼飯に 金と
岩と石炭と鉄を召し上がる

飢え達よ、回れ
音の牧場で草を食め
昼顔の陽気な毒を
吸い込め 飢え達

砕かれた石を食え
教会の古い石を食え
太古の洪水の砂利を食え
灰色の谷に埋められたパンを

***
一匹の狼が、葉の影で
食事に取った鶏の
羽を吐き捨てては 吠える
俺様もそいつと同じく疲労困憊

サラダも果物も
さあ召し上がれと招いてる
それでも垣根の蜘蛛さんは
スミレだけしか食べぬのだ

ああ 煮立ちたい 沸き立ちたい
ソロモン王の祭壇で
スープは錆の上を走り
セドロン川へと注ぎ込む


セドロン川というのはこの世と冥土を分ける川だそうで、まあ、三途の川ってところでしょうか。
この詩が、ものすごくかっこよかった。今でもそう思うけど。昔習ったことは大方忘れたけれども、この詩だけは今でも暗誦できるんです(笑)。

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